所得補償保険に収入保障保険をプラスして
さらに手厚い補償にする方法とは?

病気やケガで長期間、働けなくなったときに役立つ所得補償保険ですが、ほとんどの商品で「精神疾患が原則、非対応である」という注意点があります。

逆に言えば、精神疾患への備えができていれば、ほとんどの「長期間、働けない」リスクがカバーできるということ。そこでおすすめなのが、収入保障保険をプラスするという方法です。

収入保障保険は、生命保険(死亡保険)の一種です。加入者が亡くなったときに、遺族が保険金として、加入者の生前の収入と同じ額を継続的に受け取れるという保険です。なので所得補償保険とは根本的に違うものなのですが、この収入保障保険の中には、保障内容を拡張して、本人が亡くならなくても、それに準じた状態=長期に渡って仕事や生活が困難な状態になってしまった場合も保険金が支払われるものがあります。

三井住友海上あいおい生命の「総合収入保障保険」がそういった商品です。実際に見積もりをしてみました。

おもな補償内容 保険期間中に死亡・高度障害状態になった場合のほか、所定の障害状態・要介護状態になったときなども、毎月、保険金が給付されます。
プラン例 30歳男性・保険金額月額10万円の場合
月額保険料……5,778円

この商品は、精神疾患・精神障害にも対応しているので、所得補償保険に総合収入保障保険をプラスすることで、心の病気で働けなくなったときも保障がつくことになります。この方法で、所得補償保険の補償をより手厚いものにすることができます。

ただし、デメリットとして、所得補償保険にプラスして別の保険に入るとなると、それだけ保険料負担は大きくなります。

特に、この商品は、一般の収入保障保険に比べても保険料が高めの水準ですから、負担は大きくなってしまいます。

ただ、ここで思い出してほしいのは、収入保障保険はあくまでも「死亡保険」だということ。

今現在、すでに、終身または定期の生命保険に入っている人もいるでしょう。そのうえで、収入保障保険に入ってしまうと、これは死亡保障の部分がダブってしまいます。ですので、プラスして収入保障保険に入る場合は、今現在の死亡保険を見直すという形になるはずです。

また、上記の見積もりをしたプランは、「無事故給付金」といって、保険期間中になにごともなければ、少しですがお金が戻ってくるタイプのもので、完全な掛け捨てではありません。

つまり、現状の死亡保障を総合収入保障保険に切り替え、さらに、働けなくなった場合の備えとして所得補償保険に加入する。そんなふうに、総合的に自分が入っている保険を見直すという形で検討するのが適切だと思います。

トレイダーズ証券